故郷北海道も、かつてない台風の被害があったようですが、ここハワイもまたハリケーンシーズンです。
これまでほとんど台風の影響を受けたことのない北海道人にとって、 台風の準備ほど縁遠いものはありません。 私が今暮らすプナ地区は、2年前のハリケーンで多大な被害にあった場所。 ご近所さんは、さっそくまた全ての窓にX印のテーピングをしました。 (それは意味がない、とニュースが言ってもやります。笑) そう、わたしにとってはすべてが新しいのです。 車にはガソリンを入れておく、水はたっぷり用意する(我が家は5ガロンの水入れが二つ)、 食料は余分に買っておく、氷を作れるだけ作る、キャンドル、オイルランプ、電池準備、 外のものは飛ばないように片付けたり括り付けたり… たわわに実っているハワイアンオレンジやアボカドの枝は折れないか、 地植えしたばかりの野菜たちは大丈夫か、そんなことも気になります。 明日ハリケーンが通過するという前日の夕方、車の鍵を入れたままロック!という、 アクシデントまで発生しました。 翌日の状況によっては業者がここまでこれるのか余計な心配まで増えましたが、大丈夫でした。笑 何しろ町から遠いのです。 でもね、そんな時いつも思い出す人たちがいます。 パタゴニアに住むアースウォーカー、ポールと木の実。 彼らは地球を徒歩で歩いてきたのです。 彼らと一緒に暮らしながらインタビューをした体験は、思わぬところでわたしを軽くしてくれます。 「あの人たちは地球を歩いた。わたしもどこまでも歩けるはず。」 人間には無限の力があることを思い出させてくれる存在は大切です。 ハリケーンはストームに姿を変え、土砂降りの雨を振りまきながら通り過ぎて行きました。 今はその後にやってくる二つ目の、中休み。 庭を片付けたりしながら、次も無事に過ぎてくれるよう想っています。
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9 月 2021
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