もう欲しいものもあまりないし、誕生日にはずーっと記憶に残ることがしたい、
ということで、二泊三日のキャンプに出かけました。 雨と風の予報があっても、ハワイ島には晴れている場所があるんです。 いつもどうり、四駆でなければいけない場所。 溶岩の上にうっすらと誰かさんが残してくれているマークを見つけながら、岩の凸凹具合を確認しながら たどり着いた場所は黒沙のビーチ。 太陽が海の向こうへと沈む、誰もいない場所です。 (こんな苦労をしてくる人は滅多にいません。) ハワイ島にビーチはあまりないので、浅瀬のターコイズブルーな海はフレンドリーな印象。 夜になると、たくさんの貝たちが現れます。 荒波の打ち付ける岩場に多くいるオピヒ貝も、ここでは簡単に見つけられました。 綺麗な貝殻の貝。どうしたらこんな綺麗な貝になるのでしょう。 お魚も昼と夜では、集まってくる種類が違う。 この星の大半を占める海。 ここにも完全な生き物の世界があるんだなぁと、驚きます。 「森の中で長く過ごしたことがある人はほとんどいないだろう。 5週間もすると、ヒトとしてのアイデンティティはなくなるんだ。自分と木の区別もつかなくなる。 あれとこれ、という境はなくなり、君はただいのちの一部になる」 先日向こうの世界へと戻られたパーマカルチャー創始者、ビルモリスンの言葉。 たった数日でも、人のいない外の世界に身を置いて、そこにあるもので火をおこしたり 遠くのものや、小さなもの、素早いものを注意深く見つめたり、気配を感じたり。 そういうことをしていると、少しだけ彼の言うことが分かる気がします。 自然の中に身を置くことで、自分のサイズがわかる。 決して大きくない、この星の一部でしかないというサイズ。 今のわたしには、どんなモノよりも最高の誕生日プレゼントになりました。
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3 月 2020
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