『瓶に入っているティンクチャーやオイルを観るとき、”瓶に入っている液体”の元に
一つの植物があるということを、常に感じていなさい。』 これは、長年の友人であり、ハーバリストである友人加藤万理の言葉です。 彼女にそう言われて以来、わたしはどの精油に対してもそんな想いを持って観るようになりました。 精油の元になる植物のことがよくわからないときは彼女の意見を聞きます。 彼女の膨大な知識と感性からの言葉はいつも、植物に対する愛と、その力への信頼を感じます。 こんなベースがあって、今回CBGエクストラクトに出会ったときも、 紹介してくれた友人に最初に質問したことは、 「CBDやCBGという成分だけを抽出して、大麻本来の力を発揮できるのか?」でした。 ご存知のように、 向精神作用のあるTHCだって大麻という植物の一部なのだから、それが抜けたら 全力発揮できないんじゃないの?と思ったのです。 (でも今の日本の法律では禁止されている成分ですから、もちろん入っていません) 昨日、世界中の文献をリサーチして最新情報を教えてくれる友人から、 CBGエクストラクトに関しての詳しいお話が届きました。 このエクストラクトの瓶の中では、大麻草から抽出されたCBDをはじめとするたくさんの他の成分を、 CBGというお母さんが繋ぎ、お互いの良さをうまく引き出せるように働いてくれるらしいのです。 精油など、瓶に入っている成分は抽出されただけの成分だと考えていました。 ところが、お互いの成分を相互に作用させてより高みを作っていくようなことが起こる。 それどころか、体本来に備わっているカナビノイドという成分とぴったり一致する成分なので、 一緒に働く作用がある。 そこに驚きました。 一緒に相互作用して効き目を高めていくなんて、なんとなくこれからの世界な感じがしませんか。 最後に、加藤万理インタビューの中から、わたしの好きな彼女の言葉をどうぞ。 *** VW:美しいだけじゃなくて、それで人をも治してしまう力を持っているっていうのはすごいね。 植物っていうのは。 万里:わたしね、いまは人を治すって思っているけど、そのうち時代が進むとね、 「わたし達は一緒だ」という所に行かせるんだと思う。 いまわたし達はまだ完全に開いていないから、 「治してもらった」っていう概念じゃない? でも、治してもらったとか治せるっていうものを越えた所の世界って、 そうじゃなくて、私たちは一緒ーーーという、分離を超えた世界観しかない。 わたし達はひとつ。治してもらう、治すといった概念を超えた、地球上の一体感を持った同志、ね。 互いに人間じゃない物同士の生き物であっても、関わり合っているし、助け合っている。 結果的に助け合ってるの。 助けてやろうなんてそんなこと思ってないし。 ただ、助けられる、という事実がそこにあるだけで、 植物はいつもそれが当たり前であるかのように、差し出してくれている。 こういった、関係し合う生き様ーーー それが地球の素の姿、在り方なんだと思う。 ただ自分が在って、それが誰かを助ければそれだけのことで。 常にそうやって、差し出して差し出されて、 それがまわっているこの地球というのがあって。 わたし達はまだ、進化の途中だから「治してもらっている」と思っているの。 でも向こうは治してあげるとは思っていない。 ただの恵みのひとつでね。 そういう循環の中のひとつだと思うの。 VW:そう考えると、「なんとかしてあげよう」なんていう考え方は存在していないよね。 万里:していないね。 VW:どこも、何の植物でも動物でもね。たぶんね。 万里:してないと思う。ただ自分を生きているだけ。 ”あげる”っていうのは人間っぽいよね。
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9 月 2021
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